2010年10月17日

「最後の恋」



内容(「BOOK」データベースより)
もはや、少年少女が出会うような、初々しい恋じゃない。
変わらない恋心なんてない、そんなのとっくに知っている。
だけど…。大人になっても「こんなの初めて」ってあったんだ。
すれ違いや別れをくり返してきた彼らだけが知る、
「最初で最後」のかけがえのない瞬間たち。
8人の作家が描き出す、経験してきたすべての恋を肯定したくなる珠玉のアンソロジー。
最後の恋、それはつまり、自分史上最高の恋。


    **      **      **
豪華女性作家人8人による短編集。
*春太の毎日       三浦しをん
*ヒトリシズカ      谷村志穂
*海辺食堂の姉妹     阿川佐和子
*スケジュール      沢村凛
*LAST LOVE   柴田よしき
*わたしは鏡       松尾由美
*キープ         乃南アサ
*おかえりなさい     角田光代


「最後の恋」は人それぞれ。
感じ方も思い入れも違うかもしれないでしょうし、
まだ、自分自身が気づいていないのかもしれない。
“LAST LOVE”にあるように、
今が、最後の恋から二番目かもしれないし、
その順番は、もっと前に押し出されるかもしれない。   

この短編集も、いろんな形の最後の恋が描かれています。

サクサクと読めますので、
ちょっと読書の骨休めにいいかもしれません。


“わたしは鏡”
女子大生の文芸部サークルが舞台。
作者不明の創作小説をみつけて物語が発展します。
サークル内のメンバーが書いたものとはわかるが、
一体誰が――。
その小説の恋は物悲しく、とても印象的です。
短い小説なのに心に響きました。


“LAST LOVE”
彼氏が自分を裏切っていたことを、静かに告白されて、
主人公は
『海に向かってバカヤローと叫ぶ。やるなら今だな』
と考える。
「運転免許もないし、今から電車で行っても帰りはどうするんだ」
と現実的に冷静になるあたりは女性らしい――。
結末はうらやましくも思えました。   


“おかえりなさい”
短編集の中でも、少し気色が違います。
文学的というんですかね。
これを最後にもってきたのが素晴らしいと思いました。


季節的に読むなら
秋かなぁ――。


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posted by オハナ at 16:08| Comment(0) | TrackBack(0) | アンソロジー小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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