2012年01月01日

2011年のまとめ


あけましておめでとうございます。
手元にパソコンがないために、なかなか更新ができずにいました。

今年は、緩やかに、穏やかに生きていきたいと思います。
そう、穏やかに。

読書のほうですが、忙しくなってからはなかなか読む時間が取れませんでした。
今年はもう少し読んでいきたいなーと思っとります。

昨年末の最後の映画は『宇宙人ポール』
これは観るべし!
笑いあり、涙あり、映画オマージュありで盛り沢山!


2011年の読書メーター
読んだ本の数:80冊
読んだページ数:28040ページ
ナイス:975ナイス
感想・レビュー:77件
月間平均冊数:6.7冊
月間平均ページ:2337ページ

■慟哭 (創元推理文庫)
構成と描写が素晴らしい。貫井作品はほとんど読んだけど、これは読んでなかった。もっと早く手を出していれば…。ラストはまさに慟哭。ミステリ嫌いでも読むのをお奨めしたい。
読了日:12月31日 著者:貫井 徳郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15466023

■新宿鮫 (光文社文庫)
めちゃくちゃ久しぶりの再読。桃井の存在感が好き。ハードボイルドでも鮫島の人間臭さがいい。
読了日:12月25日 著者:大沢 在昌
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15368032

■とんび
不器用で照れ屋な父親ヤス、でも息子への愛情はある。息子が三歳のときに妻を亡くし、男手ひとつで育てた親子の話。アキラは幸せだな。父親だけじゃなく、たくさんの人に愛情をもって育ててくれた。ヤスの人柄がその繋がりをつくったのだろう。「山あり谷ありのほうが、人生の景色がきれいなんよ」
読了日:12月13日 著者:重松 清
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15155342

■クライマーズ・ハイ (文春文庫)
日航機墜落事故を中心とした新聞社が舞台。ドキュメンタリーのような当時の状況にハラハラしつつも、それ以上に主人公の人間臭さにのめり込んでしまった。
読了日:12月06日 著者:横山 秀夫
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/15025667

■ルパンの消息 (カッパノベルス)
処女作とは思えない。前半は、盛り込みすぎでは?と感じたけど、伏線の回収も見事でした。中盤からは一気読みせざるを得ない。三億円事件も絡めた殺人事件にさまざまな人間模様、それぞれの想い、ミステリーの中でも濃厚な一冊。
読了日:12月01日 著者:横山 秀夫
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14936754

■血涙(下) (PHP文庫)
再読。やっぱり、耶律休哥の最期はあれでいいと思う。政が楊家を滅ぼしていく。父楊業と同じことが繰り返されるラスト。そして、吸毛剣は後の水滸伝・楊志、楊令へと受け継がれていく。あー、水滸伝読みなおしたい!!!
読了日:11月29日 著者:北方 謙三
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14895139

■血涙〈上〉―新楊家将
再読。「桶から、水が洩れる。それは見えているので、塞いでいる。しかし、桶の水全体は見えていない」という耶律休哥のことばは強く印象に残った。方礼の場面はもっと細かく読みたかった。やっぱり楊家将の方が好き、かな。さて、下巻読むわよ!
読了日:11月19日 著者:北方 謙三
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14697359

■楊家将〈下〉 (PHP文庫)
読了日:11月16日 著者:北方 謙三
http://book.akahoshitakuya.com/b/4569666590

■楊家将〈下〉 (PHP文庫)
再読。何度読んでも後半は涙腺崩壊。さっそく血涙を読む!
読了日:11月16日 著者:北方 謙三
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/14647130

■楊家将〈上〉 (PHP文庫)
読了日:11月07日 著者:北方 謙三
http://book.akahoshitakuya.com/b/4569666582

■ダーク (上) (講談社文庫)
まさか、ミロシリーズだとは…。
読了日:09月22日 著者:桐野 夏生
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13561569

■東京奇譚集 (新潮文庫)
再読。ハナレイ・ベイが読みたかったんだ。
読了日:09月08日 著者:村上 春樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13280432

■夜市 (角川ホラー文庫)
ずっと読みたかった本。とても幻想的。文章が綺麗なせいなのか、すぐさま異世界に入り込める。読了したあと、うたた寝をしたら不思議な夢をみて寝汗がすごかった…。
読了日:08月31日 著者:恒川 光太郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/13126477

■思い出トランプ (新潮文庫)
再読。再読。読み返すたびに、すごいな、と思う。短編にもかかわらず、人間の内面を鋭く切り取っている。たった一文で恐ろしさを表現する向田さん、やっぱり好きです。
読了日:08月25日 著者:向田 邦子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12994890

■閉鎖病棟 (新潮文庫)
この著者は二作目。タイトルとは違って人間味溢れた物語。温かいだけじゃない、考えなければならないことがたくさんあったな。そして、何かひっかかる。ゆっくりと読み返したい箇所が多々あり。
読了日:08月13日 著者:帚木 蓬生
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12778335

■思いわずらうことなく愉しく生きよ (光文社文庫)
本のタイトルが家訓の犬山家。のびやかな三姉妹。まったく違う性格なのに、どの性質も持っている気がして深く入り込んだ。相手が女であるというだけで、なんだか他人事と思えなくなる。うん。そして全体的にゆるい雰囲気に見せているのが好きだな。
読了日:08月02日 著者:江國 香織
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12570649

■ぬるい毒
向かう結末はどうであれ、主人公の心の毒気が好きだ。本谷さんの言葉たちはくせになる。ところどころ、これ私のことじゃないか、なんて思う箇所もあって思わずニヤリ。タイトルの語感もいい。
読了日:07月18日 著者:本谷 有希子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12308727

■さよなら渓谷 (新潮文庫)
音と映像が浮かぶ。ときにけたたましく鳴く蝉、職場の喧騒、周囲の息遣い。人物の内面に沿って、音が消える瞬間。こういう絵面が自然と出る作品は好きだ。解説にあるように映画的な著者。納得なっとく。一気読みがおすすめ。
読了日:07月15日 著者:吉田 修一
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12245489

■人間失格 (新潮文庫 (た-2-5))
100冊チェック。再読するたびに発見がある。わざ、わざという単語聞くたびこの本を思い出してしまう。
読了日:07月12日 著者:太宰 治
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12193006

■蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)
100冊チェック。
読了日:07月12日 著者:芥川 龍之介
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12193002

■痴人の愛 (新潮文庫)
100冊チェック。これは近々再読予定。ナオミに囚われに。
読了日:07月12日 著者:谷崎 潤一郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12192981

■吾輩は猫である (新潮文庫)
100冊チェック。今読むとまた違うんだろうねぇ。
読了日:07月12日 著者:夏目 漱石
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12192974

■こころ (新潮文庫)
100冊チェック。一年に一度は再読しちゃう。
読了日:07月12日 著者:夏目 漱石
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12192965

■シャーロック・ホームズの冒険 (新潮文庫)
100冊チェック。
読了日:07月12日 著者:コナン ドイル
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12192940

■罪と罰〈下〉 (新潮文庫)
100冊チェック。…うーん。再読したいけど…一か月ほど休日が必要かな…体力が…ない。
読了日:07月12日 著者:ドストエフスキー
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12192931

■罪と罰〈上〉 (新潮文庫)
100冊チェック。これ、再読しなきゃなぁ。
読了日:07月12日 著者:ドストエフスキー
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12192921

■黒い雨 (新潮文庫)
100冊チェック。
読了日:07月12日 著者:井伏 鱒二
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12192898

■きらきらひかる (新潮文庫)
100冊チェック。新しい装丁…綺麗、素敵ね。
読了日:07月12日 著者:江國 香織
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12192890

■恋せども、愛せども (新潮文庫)
100冊チェック。
読了日:07月12日 著者:唯川 恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12192881

■花宵道中 (新潮文庫)
100冊チェック。
読了日:07月12日 著者:宮木 あや子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12192877

■センセイの鞄 (新潮文庫)
100冊チェック。もうたまらなく好きな本。宝物!
読了日:07月12日 著者:川上 弘美
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12192849

■残虐記 (新潮文庫)
想像、創造力、性的人間。ただ起こったことを巡って換気される人々の想像力、これこそが恐ろしく興味深い。なるほど。徹底的に桐野さんは第三者を厭うような気がする。共感できるな。
読了日:07月10日 著者:桐野 夏生
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12160582

■廃疾かかえて (新潮文庫)
本能まま突き進む貫多。行動の悉くが下衆すぎる。だけどくすりと笑ってしまうし、どんどんとのめり込んでいく。文章が小綺麗なのも魅力的。そして解説が秀逸。まさにそのとおりだな、と解説を読みながらニヤリ。
読了日:07月05日 著者:西村 賢太
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/12065743

■グッバイ艶
艶にものすごく魅力を感じた。破滅願望あり、アル中、奔放な性。なのに、南川さんの妻・艶にものすごく魅力を感じた。そして全てではないにしても共感できた。「熱狂的に酔い、そして、生き、絶望にさえ酔いたかった」これは狂気をはらむ純愛だと思う。
読了日:06月29日 著者:南川 泰三
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11966764

■陽だまりの彼女 (新潮文庫)
甘い!ベタ甘!今までそんな小説は敬遠していたけど、ただのベタ甘ではなかった。正直言うなれば、キュンキュンしながら読んだ。なんといっても、二人の関係がいいなー。まさに「素敵じゃないか」ですね。 
読了日:06月17日 著者:越谷 オサム
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11752393

■ラットマン (光文社文庫)
演出・肉付けも自然で巧み!よく練られたミステリーだな、と。ただ、人物の心の動きや底は文章がクールなせいか、説得力がなく物足りなさを感じました(おそらく好みの問題)。とは言え、ラストまで楽しんで読了しましたー。
読了日:06月09日 著者:道尾 秀介
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11618742

■夜中の薔薇 (講談社文庫)
没後に出版された本。穏やかなのに、凛とした文章で人間の温かみと面白さが伺えます。良いエッセイ、繰り返し読みたいです。
読了日:06月06日 著者:向田 邦子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11566253

■真夜中の喝采―きんぴか〈3〉 (光文社文庫)
終わっちまった。そして今作はうかつにも電車内でポロリと涙を流してしまうところでした。ラストは彼らの光があることを願うけど、やっぱり三人のファンとしてはちょっと淋しい。彼らは今も不器用ながらも元気でやっているだろうか、そんなことを今考えています。
読了日:05月18日 著者:浅田 次郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11216945

■ボロボロになった人へ (幻冬舎文庫)
どんだけ再読してんだろ…。大麻農家なんてだんだん笑えてくる。この世界観ってちょっとクセになる。
読了日:05月16日 著者:リリーフランキー
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11179389

■抱擁、あるいはライスには塩を
再読。江國文章に酔う。あーもう、桐叔父の空気感が切なくて儚くてやっぱり好き。「かわいそうなアレクセイエフ。みじめなニジンスキー」
読了日:05月13日 著者:江國 香織
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11131100

■真昼なのに昏い部屋
装丁が素敵です。読み終えるのがたまらなく惜しかった。前半は不倫だということを忘れてしまう。江國さんの描写はとても美しくて、それらは映像となって現れる。体の内側から温かくなるような感じ。ラストでは残酷なものとなっているけど、それがまた江國ワールド全開で好き。
読了日:05月11日 著者:江國 香織
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/11096040

■ブルーもしくはブルー (角川文庫)
「口の中に、とても苦く嫌な味がした。欲しくてたまらなかった、自由の味が、それだった」印象的でした。あの時こうしていれば…と誰しもが考えたことはある。ただ、やっぱり嫉みifはナシ、今の現実を大切に温めなきゃならない。そう改めて思います。そして、山本文緒さんは女性の細かい描写が秀逸ですね。抉るような感じでも切る感じでもないけど、体内にじわりと侵食してきます。
読了日:04月28日 著者:山本 文緒
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/10862594

■血まみれのマリア―きんぴか〈2〉 (光文社文庫)
やっとマリアに出会えました。そうきたか!!軍曹のくだりには感動。「良心とは不自由なものだ」浅田次郎はさらりと書いてのけているけど、心にぐっと残る。
読了日:04月27日 著者:浅田 次郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/10836214

■三人の悪党―きんぴか〈1〉 (光文社文庫)
大衆娯楽小説に徹しています。お見事!プリズンホテルから追っかけてきました。世の中の不条理に立ち向かう悪党3人。これがとてつもなく愛しい。
読了日:04月18日 著者:浅田 次郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/10707767

■かたちだけの愛
決壊、ドーンに続く分人主義三部作の三作目。全体的に読みやすく、きれいです。『相手の中に、献身と身勝手さ、思いやりと独りよがり、奉仕と要求を、両(ふたつ)ながらに発見することであり、完全な身勝手さに愛がないのと同様に、完全な献身にもまた愛はないのだった』確かに、と頷いてしまいました。純粋な配慮や優しさは、“ただの親切”にすぎないのだと。
読了日:04月12日 著者:平野 啓一郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/10603649

■字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ (光文社新書)
普段聞くことのない字幕屋さんの愚痴。これが思いのほか面白かった。『イカとクジラ』のエピは印象的。軽快でゆるい新書っていいですね。笑ってしまいました。字幕屋頑張れ!
読了日:04月09日 著者:太田 直子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/10546753

■吉祥寺の朝日奈くん
おだやかな休日に読むのがぴったりな本。ゆるやかで、はがゆくて、ほんのり甘酸っぱくて、ノスタルジック。一番好きなのは『三角形はこわさないでおく』。切ないけどそれがまた心地いい。この微妙な加減がうまい。登場人物たちのすこしだけズレた視点が大好きだ。
読了日:04月06日 著者:中田 永一
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/10509218

■君は永遠にそいつらより若い
ポトスライムの舟より断然こっちが好きです。自然な関西弁が心地いい。津村さんの感性は私を鋭く切りつけてくる。ホリガイの気持ちがわかるなぁ、なんて思う反面、ならば私ってとても寂しい人間じゃないかとも思って苦しくなりそうだった……。でも最後はホリガイにほんの少しの光が見えて、私自身がなにより救われた。
読了日:04月04日 著者:津村 記久子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/10484263

■その日のまえに (文春文庫)
構成がうまいなぁ。そして、最近は涙腺崩壊なので涙、涙、涙。『ヒア・カムズ・ザ・サン』が印象的。読んだ後、悲しいんだけど温かくて、“いいなぁ”って憧れました。
読了日:03月31日 著者:重松 清
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/10417120

■軽蔑 (集英社文庫)
なんでこんなにも女性の心、気遣い、細かいところまで表現できるのだろう。共感しにくい人物なのに繊細な描写、文章なのですうっと入り込んでしまう。   「綺麗な人だね」と言われて、「そんな言い方をされたら、女は有難うとしか言えない」と言える真知子、ちょっと憧れました。
読了日:03月25日 著者:中上 健次
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/10319597

■疾走 下 (角川文庫)
やっと最期にシュウジが求めていたものを得られることができた、と信じたい。彼が「疲れた」と言うところが印象的。「重松さん、中学生になんて運命を背負わすんだ!」とずっと思いながら読んだ。
読了日:03月22日 著者:重松 清
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/10272322

■疾走 上 (角川文庫)
孤独・孤立・孤高。止められない、下巻へと急ぎます。
読了日:03月22日 著者:重松 清
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/10266340

■半落ち (講談社文庫)
少し物足りなさと間延びした感があったけど、終盤は感涙した。たぶん、ここ最近涙もろくなっているのも起因しているかもしれない。直木賞で問題になった箇所はあまり気にならなかった。
読了日:03月21日 著者:横山 秀夫
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/10241051

■フォー・ディア・ライフ (講談社文庫)
読友さんが絶賛してらして、気になっていた作品。ノワール色が強くないハードボイルドなので安心感がありますね。ハナちゃんはもちろん素敵だけど、山内と城島が気になる。
読了日:03月18日 著者:柴田 よしき
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/10199405

■柔らかな頬〈下〉 (文春文庫)
読み手を安心も納得もさせない結末。これが人間なのだ、と誤魔化すことなく桐野さんは突き付けてくる。人によっては不満が残る作品かもしれません。 私は好きです。下手な“納得”はいらない。 『当人になり代わることができない以上、誰もが持てる共感など、ただ相手を苛立たせるだけだ』
読了日:03月11日 著者:桐野 夏生
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/10124723

■柔らかな頬〈上〉 (文春文庫)
構成が巧み。息苦しい感覚が生じる。「憎むということは現実を噛みしめて生きること」桐野さんのこういう表現が好き。すぐさま下巻へ。
読了日:03月10日 著者:桐野 夏生
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/10115142

■凶悪―ある死刑囚の告発 (新潮文庫)
事件物ノンフィクションの中でも読みやすい。結果がわかっているのにもかかわらず、「どうか立件されますように」と祈りながら読み進めた。後追い記事ではなく、進行記事。記者のジャーナリズム精神には頭があがらない。とにかく最終章がおぞましい限り。
読了日:03月07日 著者:
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/10054348

■きみはポラリス (新潮文庫)
ちょっぴり秘密めいた恋にまつわる短編集。いいものがぎゅっと詰まってる。どれもよかったぁ。ほどよい渋みのある恋の話は私好み。そのなかで少しだけの甘み、堪能させていただきました。「裏切らないこと」「私たちがしたこと」「森を歩く」が好き。
読了日:03月04日 著者:三浦 しをん
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/10019555

■さよならの代わりに (幻冬舎文庫)
ミステリというよりも、SF青春ものとして読むほうがいいかも。甘酸っぱく、そしてやるせない…。ほんと貫井さんっていろんなもの書くのね。
読了日:02月28日 著者:貫井 徳郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9957540

■死を騙る男 (創元推理文庫)
ただのミステリとは少し違う――なるほど、純文学作家の変名なのですか。犯人の顔が最後まで脳内でイメージされずのっぺらぼうのままだった。それに意味があるような気がする。
読了日:02月25日 著者:インガー・アッシュ・ウルフ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9908881

■パレード (幻冬舎文庫)
オチ云々ではなくて、読後に自分を振り返ってみると少し怖くなった。 この人たちのように、上辺で楽しんでいる私も直輝(相手)がどうなってもいいと思っているのではないか。だから、何も言わない。楽しいことだけをかすめ取り、生活する。嫌だったらそこから出るだけのこと。直輝がジョギングに向かうときは、玄関先で琴たちのように嫌な顔はするかもしれない。しかし、止められるのか。君も同じだよ、と著者に突き付けられた気分です。そんなのは嫌だ。
読了日:02月18日 著者:吉田 修一
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9795018

■文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)
久しぶりに再読。やっぱり京極堂の蘊蓄と皮肉っぷりは好きだなぁ。憑き物落としへ向かう様は何度読んでも惚れます。
読了日:02月17日 著者:京極 夏彦
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9778688

■決壊 下巻
上巻と違い勢いよく読めた。崇と「悪魔」の主張・思想は私の頭では理解ができないけど、周囲の動向や描写はリアルでドキッとさせられた。「世論」「メディア」は怖い。ただ、いろんな言葉がいまだ消化できずに宙ぶらりんになっている。平野さんということで覚悟はしていたが、エンタメと思って読まないほうがいいと改めて思った。
読了日:02月14日 著者:平野 啓一郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9738016

■決壊 上巻
比較的平易と聞いたので手にした初・平野啓一郎。……うん。部分的には引き込まれ、別部分では突き放される感じ。傍点がすごい気になった。なんだろ。…とりあえず自分の頭の悪さはよくわかった。下巻へ。
読了日:02月14日 著者:平野 啓一郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9731452

■青空チェリー (新潮文庫)
なめてた。軽く読もうと思ったら、鈍くなってた自分の記憶やら感情やらの重い蓋がこじ開けられた感じ。特に「誓いじゃないけど〜」の記憶・一瞬への執着はなんか好きだ。
読了日:02月12日 著者:豊島 ミホ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9701320

■ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)
『虐殺器官』もそうだけど、世界観、設定がすごい緻密。読んでいるうちに著者の思考の渦に巻き込まれる。それに抗うことができなかった。読後に放心。早世が悔やまれる。
読了日:02月11日 著者:伊藤 計劃
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9688075

■抱擁、あるいはライスには塩を
江國作品の中で一番好きかも知れない。突飛な設定だけど違和感がないのは、江國さんが魅せる登場人物たちが感じる季節、色、感触、匂いなどが五感にすんなりと浸み入るからだと思う。私自身もそれを手に触れたかのように感じ、思わず嘆息。600p近いのに足りない、まだまだ読みたかった。桐叔父の章がきらきらしていて物悲しかった。桐叔父の自由「ライスには塩を」。好きだなぁ。
読了日:02月10日 著者:江國 香織
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9666141

■秋の牢獄
うわ〜うまい。短編なのにもかかわらず、著者が作り上げた幻想的な世界観はお見事。恐ろしい世界だけど、美しく癖になる甘さがある。さらりとした文面なのに、行間から溢れ出る不思議な世界に絡め取られてしまった。これは癖になるなる。
読了日:02月08日 著者:恒川 光太郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9638653

■吉原十二月
江戸中期の吉原。軽快な主人の語り口に、粋のいい廓言葉が気持ちいい。なぜ語りにしたんだろう…と思いながら読んだが顛末を知れば、なるほど、と感じた。主人語りが微妙に小夜衣と胡蝶に対して違うのが違和感だったけど、語りの裏にある主人の気持ちに気付かない私の無粋さに思わず苦笑してしまいました。しばしば中だるみもあったが、終わりよければすべてよし、です。
読了日:02月07日 著者:松井 今朝子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9630567

■あかね空 (文春文庫)
期待せずに読んだからか、それとも人情噺に弱いからなのか、うかつにもほろり泣いてしまった。テンポよく進んでいく市井に生きる人々。うまく言葉にできない、伝えたいことが伝わらない、そんなもどかしさを持ちながらもすれ違っていく家族が最後に京やの家族力を見せてくれた。出来うることなら、もうちょっと長く見ていかったかも。京里や他の人物が気になった。つまり、もうちょっとこの人情に触れていたかったということですね。
読了日:02月07日 著者:山本 一力
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9618672

■細川ガラシャ夫人〈下巻〉 (新潮文庫)
逆臣・光秀の娘として生き、細川忠興の妻として務め、秀吉の死後の大決戦までの動乱を生きた玉。そんな中、キリストの教え、信仰がなければ乱心していたかもしれない。味土野で記した句や辞世の句は胸に迫るものがある。なにより、玉を取り巻く人々の忠心、興元と初之助に強く心が打たれました。初之助……。
読了日:02月06日 著者:三浦 綾子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9603276

■細川ガラシャ夫人〈上巻〉 (新潮文庫)
光秀の言葉ひとつひとつが重いですね。
読了日:02月05日 著者:三浦 綾子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9588244

■のぼうの城 下 (小学館文庫)
軽快にどんどんと読み進められる作品。なによりのぼう様をとりまく人物、角の多い男たちを見るのは楽しかったです。  光成も大谷も魅力あふれます。ただ、やっぱり薄くのばした感じがするのは否めません。材料はいいんだけどな……。    映画版、光成と和泉の配役が解せん!(ファンの方すいません)
読了日:02月04日 著者:和田 竜
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9571610

■のぼうの城 上 (小学館文庫)
前半にもっと長親のエピソードがほしいなぁ……。とりあえず下巻へ。
読了日:02月03日 著者:和田 竜
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9564332

■中原中也詩集 (新潮文庫)
あんまり詩に明るくないが、学生のときに知った「サーカス」「汚れつちまつた〜」の記憶が離れない。全体を通して美しく哀しいくらいの儚さと危うさが魅力的。
読了日:02月03日 著者:中原 中也,吉田 ヒロオ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9552175

■グロテスク〈下〉 (文春文庫)
これほどの悪意をよく書けたものだ。物凄いエネルギーが必要だったでしょう。登場人物のだれにも共感が出来ないです。語り手の信用性も皆無。なのに、自分にも同じようなものを持っている気がしました。それを思いながら読み進めるのは苦しかった。けど、目を背けることはできない。こういう作品は好きです。そして、このような女たちを知っているような気がする……。
読了日:02月01日 著者:桐野 夏生
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9528998

■グロテスク〈上〉 (文春文庫)
読了日:01月31日 著者:桐野 夏生
http://book.akahoshitakuya.com/b/4167602091

■神のふたつの貌 (文春文庫)
ミステリではないが、貫井さんの筆力によりぐいぐいと読まされました。神と言われても、私はピンとこないですが……。ただ最後の解説を含めたら評価はぐんと高くなります。
読了日:01月27日 著者:貫井 徳郎
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9457868

■あ・うん (文春文庫)
三角関係なんだけど、嫌な印象を受けないのは向田さんの良さなんでしょうね。娘・さと子の恋の行方がとても切ないです。「一番大事なことは口に出さない」ことを知ったさと子。子供のような大人たちと、大人になりつつある娘の距離感も好きです。
読了日:01月11日 著者:向田 邦子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9219122

■号泣する準備はできていた (新潮文庫)
どんなに大切で、愛している人でも、その人が自分にとって「必要でなくなる」瞬間、いつか「必要がなくなる」だろうと感じた瞬間。切ないなんてものじゃなく、絶望という感情が出てきました。それでもうろたえない。真正面から引き受ける女たち。
読了日:01月07日 著者:江國 香織
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/9153139


▼2011年に読んだ本まとめ
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▼読書メーター
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