2011年05月11日

真昼なのに昏い部屋  江國香織


内容(「BOOK」データベースより)
会社社長の夫・浩さんと、まるで軍艦のような広い家に暮らす美弥子さんは、家事もしっかりこなし、「自分がきちんとしていると思えることが好き」な主婦。
大学の先生でアメリカ人のジョーンズさんは、純粋な美弥子さんに心ひかれ、二人は一緒に近所のフィールドワークに出かけるようになる。
時を忘れる楽しいおしゃべり、名残惜しい別れ際に始まり、ふと気がつくとジョーンズさんのことばかり考えている美弥子さんがいた―。


  **   **   **

なんとまぁ、美しい恋物語でしょう。
と思いながら読んでいました。
“不倫”ということを忘れるぐらいに美しい。

そうそう、恋するとこうなるんだ。
急速な恋愛じゃなくて穏やかな恋。
いいなぁーなんて思ってしまいました。

艶っぽい空間がたちまち広がってきます。

江國さんの美しい文章がきらきらと映像となり
その町の空気や、住人達の空気感までもが現れてきます。
ほんとに江國ワールドにどっぷり浸かって、
いつもよりゆっくり読みました。
読み終えたくない、と。

しかし、ラストでは穏やかだった“大人の童話”が
残酷なものへと変わっていきます。

それが、またいいのです。



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posted by オハナ at 21:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 江國香織 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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