2011年04月06日

吉祥寺の朝日奈くん  中田永一



中田永一さんの恋愛短編集。


『交換日記始めました!』

恋人同士の圭太と遥が内緒で交わしていた交換日記。二人だけの秘密だったはずが…。


ラクガキをめぐる冒険』
高校二年のときにクラスメイトだった遠山真之介。五年後の今、不思議なことに同級生の誰も彼のことを憶えていないのだ。


『三角形はこわさないでおく』
ツトムと小山内さんと、俺。ツトムは小山内さんが気になり、小山内さんは…? 微妙なバランスの三角関係の物語。


『うるさいおなか』
私のおなかは、とてもひんぱんに、鳴る。そのせいでどうしても積極的になれなかった私の前に、春日井君があらわれて…。


『吉祥寺の朝日奈くん』
山田真野。上から読んでも下から読んでも、ヤマダマヤ。吉祥寺に住んでいる僕と、山田さんの、永遠の愛を巡る物語。


ずっと積読していた本。
休日に本を開いてみたけど、穏やかな天気の休日にふさわしい小説です。
百瀬、こっちを向いてでも甘酸っぱい恋愛を書かれていましたが、
甘酸っぱさのなかに、ゆるやかな恋心が表現されていて好きです。

登場人物たちは少し個性的でリアリティにかけるのですが、私はこういったずれた視点を持つ人たちが好きなのです。

個人的には『ラクガキをめぐる冒険』と『三角形はこわさないでおく』
表題作である『吉祥寺の朝日奈くん』が好みです。
なんともはがゆい気持ちだけど、それが心地いい。
そしてすべて、その後が知りたくなります。


リアリティがなくてもいいのですが、
“美少女や端正な男の子”とか、別にいらないのに……って感じました。
それらの語彙がでてくると、少し醒めてしまいます。
もっと違う言葉で表現してほしかったかなぁ。


恋愛ものが苦手な方は、ぜひ読んでほしいですね。
アマアマではないかつての恋模様として楽しめると思います。

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『恋愛観が変わっている』
私は周囲の人に言われます。

今まで付き合った方には
『君がよくわからない』と言われたことも。
(悲しい顔して言わないで!なんか私が悪いみたいやん!)


けれども、変な価値観を持っていると言われる私にもこのような恋愛小説を読んで
「いいなぁ」
と心から思うことができたのは嬉しく思います。

ラベル:中田永一 小説
posted by オハナ at 17:15| Comment(2) | TrackBack(0) | ナ行の作家 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「百瀬、こっちを向いて」を最近読んだところです。 
甘酸っぱさがいいですね!冊目も気になります!


付き合った人にそんなこと言われたんですか?
私が言われたらキレてしまうかもしれません(笑

Posted by ブースカ at 2011年04月07日 23:27
Hi!ブースカさん。
百瀬〜読んだんですか。
甘酸っぱさがたまらんですよね。
それも休日にさらりと読むときにはいいかもしれません。

えぇ。何人かに言われました。
私はキレるという技を持っていません。

外見と中身が違うとかなんとか…。
シャキシャキしてそう→のんびりを好むし、
車の運転をバリバリしてそう→多分一生右折できないし……。
かと思えば豪快だしってね。

Posted by おはな at 2011年04月09日 14:55
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