2011年03月01日

2011年2月分

2月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:6775ページ

さよならの代わりに (幻冬舎文庫)さよならの代わりに (幻冬舎文庫)
ミステリというよりも、SF青春ものとして読むほうがいいかも。甘酸っぱく、そしてやるせない…。ほんと貫井さんっていろんなもの書くのね。
読了日:02月28日 著者:貫井 徳郎
死を騙る男 (創元推理文庫)死を騙る男 (創元推理文庫)
ただのミステリとは少し違う――なるほど、純文学作家の変名なのですか。犯人の顔が最後まで脳内でイメージされずのっぺらぼうのままだった。それに意味があるような気がする。
読了日:02月25日 著者:インガー・アッシュ・ウルフ
パレード (幻冬舎文庫)パレード (幻冬舎文庫)
オチ云々ではなくて、読後に自分を振り返ってみると少し怖くなった。 この人たちのように、上辺で楽しんでいる私も直輝(相手)がどうなってもいいと思っているのではないか。だから、何も言わない。楽しいことだけをかすめ取り、生活する。嫌だったらそこから出るだけのこと。直輝がジョギングに向かうときは、玄関先で琴たちのように嫌な顔はするかもしれない。しかし、止められるのか。君も同じだよ、と著者に突き付けられた気分です。そんなのは嫌だ。
読了日:02月18日 著者:吉田 修一
文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)文庫版 姑獲鳥の夏 (講談社文庫)
久しぶりに再読。やっぱり京極堂の蘊蓄と皮肉っぷりは好きだなぁ。憑き物落としへ向かう様は何度読んでも惚れます。
読了日:02月17日 著者:京極 夏彦
決壊 下巻決壊 下巻
上巻と違い勢いよく読めた。崇と「悪魔」の主張・思想は私の頭では理解ができないけど、周囲の動向や描写はリアルでドキッとさせられた。「世論」「メディア」は怖い。ただ、いろんな言葉がいまだ消化できずに宙ぶらりんになっている。平野さんということで覚悟はしていたが、エンタメと思って読まないほうがいいと改めて思った。
読了日:02月14日 著者:平野 啓一郎
決壊 上巻決壊 上巻
比較的平易と聞いたので手にした初・平野啓一郎。……うん。部分的には引き込まれ、別部分では突き放される感じ。傍点がすごい気になった。なんだろ。…とりあえず自分の頭の悪さはよくわかった。下巻へ。
読了日:02月14日 著者:平野 啓一郎
青空チェリー (新潮文庫)青空チェリー (新潮文庫)
なめてた。軽く読もうと思ったら、鈍くなってた自分の記憶やら感情やらの重い蓋がこじ開けられた感じ。特に「誓いじゃないけど〜」の記憶・一瞬への執着はなんか好きだ。
読了日:02月12日 著者:豊島 ミホ
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)
『虐殺器官』もそうだけど、世界観、設定がすごい緻密。読んでいるうちに著者の思考の渦に巻き込まれる。それに抗うことができなかった。読後に放心。早世が悔やまれる。
読了日:02月11日 著者:伊藤 計劃
抱擁、あるいはライスには塩を抱擁、あるいはライスには塩を
江國作品の中で一番好きかも知れない。突飛な設定だけど違和感がないのは、江國さんが魅せる登場人物たちが感じる季節、色、感触、匂いなどが五感にすんなりと浸み入るからだと思う。私自身もそれを手に触れたかのように感じ、思わず嘆息。600p近いのに足りない、まだまだ読みたかった。桐叔父の章がきらきらしていて物悲しかった。桐叔父の自由「ライスには塩を」。好きだなぁ。
読了日:02月10日 著者:江國 香織
秋の牢獄秋の牢獄
うわ〜うまい。短編なのにもかかわらず、著者が作り上げた幻想的な世界観はお見事。恐ろしい世界だけど、美しく癖になる甘さがある。さらりとした文面なのに、行間から溢れ出る不思議な世界に絡め取られてしまった。これは癖になるなる。
読了日:02月08日 著者:恒川 光太郎
吉原十二月吉原十二月
江戸中期の吉原。軽快な主人の語り口に、粋のいい廓言葉が気持ちいい。なぜ語りにしたんだろう…と思いながら読んだが顛末を知れば、なるほど、と感じた。主人語りが微妙に小夜衣と胡蝶に対して違うのが違和感だったけど、語りの裏にある主人の気持ちに気付かない私の無粋さに思わず苦笑してしまいました。しばしば中だるみもあったが、終わりよければすべてよし、です。
読了日:02月07日 著者:松井 今朝子
あかね空 (文春文庫)あかね空 (文春文庫)
期待せずに読んだからか、それとも人情噺に弱いからなのか、うかつにもほろり泣いてしまった。テンポよく進んでいく市井に生きる人々。うまく言葉にできない、伝えたいことが伝わらない、そんなもどかしさを持ちながらもすれ違っていく家族が最後に京やの家族力を見せてくれた。出来うることなら、もうちょっと長く見ていかったかも。京里や他の人物が気になった。つまり、もうちょっとこの人情に触れていたかったということですね。
読了日:02月07日 著者:山本 一力
細川ガラシャ夫人〈下巻〉 (新潮文庫)細川ガラシャ夫人〈下巻〉 (新潮文庫)
逆臣・光秀の娘として生き、細川忠興の妻として務め、秀吉の死後の大決戦までの動乱を生きた玉。そんな中、キリストの教え、信仰がなければ乱心していたかもしれない。味土野で記した句や辞世の句は胸に迫るものがある。なにより、玉を取り巻く人々の忠心、興元と初之助に強く心が打たれました。初之助……。
読了日:02月06日 著者:三浦 綾子
細川ガラシャ夫人〈上巻〉 (新潮文庫)細川ガラシャ夫人〈上巻〉 (新潮文庫)
光秀の言葉ひとつひとつが重いですね。
読了日:02月05日 著者:三浦 綾子
のぼうの城 下 (小学館文庫)のぼうの城 下 (小学館文庫)
軽快にどんどんと読み進められる作品。なによりのぼう様をとりまく人物、角の多い男たちを見るのは楽しかったです。  光成も大谷も魅力あふれます。ただ、やっぱり薄くのばした感じがするのは否めません。材料はいいんだけどな……。    映画版、光成と和泉の配役が解せん!(ファンの方すいません)
読了日:02月04日 著者:和田 竜
のぼうの城 上 (小学館文庫)のぼうの城 上 (小学館文庫)
前半にもっと長親のエピソードがほしいなぁ……。とりあえず下巻へ。
読了日:02月03日 著者:和田 竜
中原中也詩集 (新潮文庫)中原中也詩集 (新潮文庫)
あんまり詩に明るくないが、学生のときに知った「サーカス」「汚れつちまつた〜」の記憶が離れない。全体を通して美しく哀しいくらいの儚さと危うさが魅力的。
読了日:02月03日 著者:中原 中也,吉田 ヒロオ
グロテスク〈下〉 (文春文庫)グロテスク〈下〉 (文春文庫)
これほどの悪意をよく書けたものだ。物凄いエネルギーが必要だったでしょう。登場人物のだれにも共感が出来ないです。語り手の信用性も皆無。なのに、自分にも同じようなものを持っている気がしました。それを思いながら読み進めるのは苦しかった。けど、目を背けることはできない。こういう作品は好きです。そして、このような女たちを知っているような気がする……。
読了日:02月01日 著者:桐野 夏生

読書メーター


スピード感があるものってどんどん読み進められますね。

2月印象的だったもの。
「細川ガラシャ夫人」上下 三浦綾子
「決壊」上下 平野啓一郎
「パレード」 吉田修一

読後、いろいろ考えさせられて、絡みついてきました。
なかなか次の本に手が出ないんですよね。

そういう本や映画って好きだなぁ。
posted by オハナ at 12:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書・まとめ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは〜
「あかね空」は読んだことがないので、読んでみようと思いました。
私もほろりと泣きたいです。
Posted by kazumi at 2011年03月01日 22:42
kazumiさま。

こんばんは☆

「あかね空」は人情溢れて良いですよ。
オススメしますm(__)m〜☆
Posted by おはな at 2011年03月01日 23:01
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