2010年02月25日

人間失格



監督:荒戸源次郎
出演:生田斗真 寺島しのぶ  


太宰治の名作、人間失格を映像化。

何回か読んだ作品。初めて読んだのは中学、大人になって読んだ印象は全く違うものになっていました。
葉蔵は太宰自身といわれています。葉蔵はとても繊細で純粋、そのまま大人になってしまったゆえの人生。
「無抵抗は罪なりや?」
印象にのこっている一文です。

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思ったより良かったです。多分、期待せずに観たのと、小説とは別物と思って観たからでしょうね。

映像も奇麗で、ゆるりと流れていくのは観ていて目が離せなくなりました。
ただ、原作を読んでない方からすると理解不能になるのでは?と思いました。
葉蔵自身のナレーションがあれば理解しやすかったのかもしれませんが、まぁいいか・・・・・・・。
二時間を映像にまとめるのには、端折らなければならない部分もあるでしょうしね。


もちろん生田斗真の演技は素晴らしかったんですが、圧倒的な存在感を出した大楠道代。
映像の中にいるだけで、凛とした空気が流れていました。



       「幸福も不幸もありません。
       ただ、一さいは過ぎて行きます」



この一文は最後に出てきてよかったです。




森田剛扮する中原中也がでてきます。
もちろん原作にはありませんが、劇中にあった葉蔵との会話のやりとりはあったとされています。
「モ、モ、ノ、ハ、ナ」と言うところですね。
思わず、観ている方はニヤリです。


タグ:映画 邦画
posted by オハナ at 17:05| Comment(0) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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